クラゲのコリコリした食感ときゅうりのさわやかな味を楽しむ副菜です。
おつまみにも最適です。
材料2人前
塩クラゲ | 50g |
きゅうり | 1本 |
塩 ※指3本でつまんで1~2回程度 | 小さじ4分の1 |
合わせ調味料
酢 | 大さじ1 |
しょうゆ | 小さじ1~2弱 |
砂糖 | 小さじ1 |
ごま油 | 小さじ2 |
白ごま | 適宜 |
輪切りの赤唐辛子 ※好みでごく少量加えます | 適宜 |
きゅうりとクラゲの酢の物 作り方・レシピ
- 1塩クラゲは表面の塩を軽く洗った後、たっぷりの水に2~30分つけ塩抜きします。
- 2塩抜きした後6~70度のお湯に10秒つけるとより食感が良くなります。
- 3きゅうりは5㎜程度の斜め薄切りにした後太めの千切りにします。
- 4切ったきゅうりに塩をして10分ほどおきます。
- 5酢、さとう、しょうゆをよく混ぜて合わせ調味料を作っておきます。
- 6きゅうりの水分が出てしんなりしてきたらよく絞って水気を切っておきます。
- 7きゅうり全体ににごま油をまぶしクラゲ、合わせ調味料を混ぜます。
- 8赤唐辛子を入れる方はこの時一緒に入れてください。
- 9盛りつけた後白ごまを振ります。
料理のポイント・コツ
コーヒーブレイク
中華料理というと食感を楽しむ料理が何点か思い出されます。
高価なメニューが多いのも特徴です。
代表的なものはふかひれ、ツバメの巣です。どちらも命がけでとったものです。食感だけが素晴らしい食材です。命がけなら、他の物で良いんじゃない?と思ってしまいます。
ふかひれと言えば、映画オーシャンズでのワンシーンは衝撃的でした。海のギャング、最強とも思えるサメがひれだけを切り落とされて海の底に沈んでいくのです。自由に泳ぎまわっていた時のように体を動かしながら。何と残酷なシーンでしょう。生命力の強い生き物ですから、死ぬまでに苦しむに違いありません。命を頂くわけですから、残さず食べることも大切です。ひれを切ったまま海に戻す。本当に残酷です。サメに手や足を食いちぎられた漁師さんの姿も映像で見たことがあります。ツバメの巣は高い崖の上にある巣を採り巣から余分なものを除いて食材になる部分を頂きます。ツバメの巣を取りに行って崖から落ちる危険があるのです。ツバメの巣を料理したものはやはりふかひれと似たような、やや柔らかめの食感です。
どうしてもふかひれの姿煮を食べさせたいと言われてホテルのレストランでいただいたばかりでこの映画を見たのでした。ふかひれの姿煮はとてもお高い料理ですが、なぜか男性は好きなようです。そういえば、徳光さんも共演の女性タレントに今度ふかひれと坪に入った紹興酒をごちそうするからなどと話しておられました。
お店ではふかひれの食感はおもしろいけど肝心のスープがあまりおいしく感じられませんでした。お値段の高さにも納得できない気持ちでした。ごちそうになりながら悪いと思いながらいただきました。値段に見合ったおいしさではないとは顔に出ていたに違いありません。おもしろかったのは、他の注文を遠慮していた時です。ウーロン茶でもと言われて迷っていると、マネジャーさんとウエーターさんが「はい、ウーロン茶ですね。」とさっさと持ってきたのです。一流店なのに素早く注文にしてしまう様子がお笑い番組のようでおかしかったです。今でも思い出し笑いです。
クラゲについては学生時代の調理実習での思い出があります。調理学の先生のお話してくれたエピソードです。昔、きくらげと間違えて横浜の中華街で干したくらげまるまる一匹を買ってきた学生さんがいたのだそうです。高価な食材なので先生が事情を話して返品したそうです。きくらげはなじみのある食材です。何故間違えたのか不明です。私の学生時代が既に大昔ですから、少なくとも50年近くもしかしたら、それよりもっと前の出来事かもしれません。当時はきくらげもくらげもなじみの少ない食品だったのかもしれません。今ではどちらも比較的安価にどこでも手に入ります。便利な世の中になりました。ふかひれやツバメの巣と違ってクラゲは安くて食感が楽しめます。ツバメの巣のデザートも高価ですし、私にとっては特に印象に残る味ではありません。
殿方はどうして高いお食事が好きなのでしょう?
「さすが。(こんな味)知らなかった。すご~い。センスある~。そうなんだ。」魅惑の「あざとい“さしすせそ”」に繋がる機会が出来るから?
いえ、かわいくないですね。すっかりいじわるばあちゃんです。女性の皆さまは“さしすせそ”は料理だけでない、会話の“さしすせそ”もしっかりお使いください。
“さしすせそ”は私が知っていればよかった、素直に使えばよかったと後悔したのは「あざとい“さしすせそ”」です。
ちなみに料理の“さしすせそ”は,「酒、塩、酢、しょ(せ)うゆ、みそ」です。
コメント