トマト味の懐かしい昭和の代表的な洋食です。
クリームソース、ガーリックバター、エスニックなど新しい味に押されがちなトマト味の豚肉料理です。洋食屋さんのナポリタンと同様にどことなく懐かしい味です。
加熱しすぎないようにフライパンに肉を広げてサッと火を通せば薄切り肉、こま切れ肉でもおいしく作れます。お弁当のおかずにも最適です。
材料 (2人分)
豚肉 | 2枚(200g程度) |
小麦粉 | 大さじ1 |
たまねぎ | 150g |
にんにく | 1かけ |
ケチャップ | 大さじ4 |
ソース | 大さじ1 |
しょうゆ | 小さじ2 |
砂糖 | 小さじ2 |
酒 ※できれば赤ワインを使います。 | 大さじ3 |
食用油 | 小さじ2 |
バター | 10g |
塩こしょう | 適宜 |
しっとりポークチョップ♪作り方・レシピ
下ごしらえをして肉を焼きます。
- 1たまねぎは繊維に沿って(縦に)3~5mm幅の薄切りにします。
- 2豚肉はところどころ筋を切り、出来れば肉叩き等で叩いておきます。
- 3塩・こしょう適量を全体にふり、小麦粉も全体にまぶします。
- 4フライパンに食用油小さじ2を入れ中火で熱し、豚肉を入れます。1分ずつ両面を焼きます。
- 5焼き色がついたら、いったん取り出します。
ソースを作って仕上げます。
- 1付け合わせを皿に盛りつけておきます。
- 2フライパンの油を軽くふき取り、食用油小さじ1バター5gを入れます。
- 3中火にしてバターが溶けたら、たまねぎを入れ、塩一つまみをふります。
- 4あまり触らずに焼き色をつけながらしんなりするまで炒めます。
- 5たまねぎをよけてフライパンに空きを作り、そこにケチャップを入れます。
- 6ケチャップがふつふつするまで炒めます。
- 7ケチャップに火が通ったら、タマネギとざっと混ぜ合わせ、残りの調味料を入れます。
- 8フライパンの底をこそぐように混ぜながら1~2分煮詰めます。
- 9肉を戻し、さらに1~2分中火にかけます。
- 10肉を取り出し、付け合わせを入れたら、さらに盛りつけます。
- 11中火でとろみがつくまで煮て、塩、胡椒で味を調え、バター5gを加え、さっと混ぜます。
- 12バターが溶けたら、盛りつけた肉にかけます。
料理のコツ・ポイント
鶏肉で作るポーク(?)チョップ
このレシピは鶏肉で作っても美味しいです。
鶏むね肉の場合は、火を通しすぎないように注意して作ります。
鶏もも肉の場合は、豚肉とほぼ同じ扱いで良いと思います。
コーヒーブレイク
洋食屋の定番だったポークチョップ
ナポリタンスパゲティーとともに洋食屋さんの定番だったポークチョップ。
最近はあまり見かけません。家庭でも作らなくなったように思います。ナポリタンを懐かしむような気持ちで作ってみました。本場の料理とは違って和食に慣れ親しんできた日本人の口に合うようにアレンジされている料理です。
ポークチョップの歴史
明治、大正、昭和時代によく食べられていた料理だと思います。わが家の食卓にもあまり出てこなくなりました。
幼い頃の食卓を思い返すと、日本人の味覚も変化しているように思います。洋食の様な和食の様な、かつてはハイブリットな最先端のレシピだったポークチョップは、もしかしたら、昭和の日本が残した絶滅危惧種かもしれません。
色濃い目のケチャップ:リコピンリッチ
写真はリコピンリッチと表示されたケチャップを使っています。
普通のケチャップだと見た目は赤くてきれいに仕上がります。
リコピンリッチと表示されたケチャップは色が濃い目に仕上がりますが、よりトマトの風味が生きていて柔らかな味わいです。
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