代表的な家庭の簡単メニューと言えばカレーと親子丼です。フライパンでも簡単に作れるように考えました.。淡白なむね肉は硬くならないように仕上げると、おいしくいただけます。甘じょっぱい味付けでふわふわの卵と白いご飯の組み合わせが大人にも子供にも好かれます。丼物は後片付けも簡単です。小松菜、にんじん、カボチャなどの緑黄色野菜のおかずや味噌汁などがあれば栄養バランスも良い献立になります。
材料2人分
鶏肉 | 約150g |
たまねぎ | 1/2コ(100g) |
卵 | 3コ |
出汁 | 100㏄ |
調味料
しょうゆ | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
他に温かいご飯 400g用意します。
とろとろの卵の親子丼の作り方・レシピ
- タマネギは繊維にそって5~6㎜の薄切りにします。
- 鶏肉は余分な脂を切り取って一口大に切ります。
- 白身を切るようにして混ぜすぎないように卵を溶きほぐしておきます。
- 鍋に出し汁とたまねぎを入れ中火で2分~2分30秒煮ます。
- 鶏肉を加えて2~3分煮ます。(むね肉の場合はやや短めに煮ます)
- 溶きほぐした卵を3分の2ほど加えて1分弱ほど煮ます。
- 残りの卵をフライパンのふちから全部入れます。
- 1~2分煮詰めたらあれば三つ葉などを加えて火を止めます。
- 盛りつけたご飯の上にバランスよく載せて出来上がりです。
ポイント
むね肉を使うとさっぱりした味わいになりますが、煮込む時間は短めにします。
卵は混ぜすぎないようにします。
卵はふわふわトロトロに仕上げます。
あれば2~3㎝にざく切りにした三つ葉を最後に加えます。
タマネギが多いと甘みが増します。
砂糖、みりんの量はお好みで変えます。
三つ葉、カイワレ大根など緑色の野菜を加えると見た目も華やかになります。
三つ葉など加える野菜はだし汁としょうゆの風味にあうものにします。
コーヒーブレイク
写真の親子丼は三つ葉もカイワレ大根も入れていません。緑色がなくて少し寂しいです。卵ももう少し溶きほぐすべきでした。私は少し白身の部分が残っている方が好きなのです。一般的にはもう少しよく解きほぐしたほうが良いです。他の方のレシピを参考にしたり、写真を撮ってみると自分の料理の欠点もわかります。たかが親子丼と侮ることなかれ。毎回丁寧に料理していこうと改めて反省です。
ところで、道具の話です。親子丼を作る専用の鍋として「親子鍋」があります。フライパンよりも浅めで、柄が垂直または30度ぐらいに取り付けられています。一人分を作るのにちょうどいい大きさで、具材全体に効率よく熱が伝わるため、おいしい親子丼ができます。また深さがないため丼に移しやすく、煮えすぎるのも防げます。今回は、小さめのフライパンを使いました。
私の親子丼の思い出
教育実習で教えたのが親子丼でした。実習で料理学校に通っているという生徒の周りに人だかりができていました。混ぜすぎたのか火が弱すぎたのか、不思議な親子丼ができていて驚きました。特に何も言えずにいたのを覚えています。
もう40年近く前、ボストンに遊びに行ったとき、和食のレストランで食べたのが親子丼でした。甘すぎるペストリー、人気のステーキハウスではサラダで満腹、その後味付けされていないローストしただけのステーキや鯛、何とジャムが添えられて。プルデンシャルのビルのレストランの生ガキはじゃりっとしていて。あまり美味しいと思うものがなかったのです。その時アメリカの和食なら親子丼なら失敗はないと思ったのです。比較的有名な日本料理店でしたが、やはりあまりおいしくなくて。そんな思い出とともに親子丼は私にとって懐かしいレシピになっているようです。
お勧めのプロのレシピ
最近の辻調の岡本先生の親子丼の作り方を見てこれなら絶対美味しいと思いました。沸騰したお湯で鶏もも肉を霜降りにし、冷水にとって水気をふき取った肉を調味しただし汁で煮込んで取り出す。薄く切ったたまねぎを鶏肉の煮汁で透き通るまで似て鶏肉を戻し、半量の卵を入れ、少し火が入ったら、三つ葉を入れ、香りしたら、残りの卵液を入れる。ひと手間がいつもの親子丼をプロの味にしてくれます。時間や気持ちに余裕のある時はプロの味を楽しんで見たいです。
鶏むね肉は淡白な味で下ゆでの手間が省けると考えて今回は鶏むね肉を使って作りました。
鶏肉が親、卵が子供、鶏肉と卵が使われている丼物という事で親子丼と言います。主食の炭水化物と肉などのタンパク質を一度に手軽に食べられる点はハンバーガーみたいです。
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