失敗しない？少しくらい失敗しても？シュークリーム　レシピ・作り方

カスタードクリームはレンジで簡単♪手作りのシュー生地は一味違います。

シュー生地が膨らむためには糊化したでんぷんと卵の水分が決め手です。原理を理解してシュー生地に挑戦します。

たとえ、膨らまなくても十分美味しく楽しめます。お子様と一緒に作る楽しさを体験してください。

材料　約10個分
失敗しない？シュークリーム　レシピ・作り方
料理のポイント・コツ
1. 膨らんだシュークリームを作る６の方法
コーヒーブレイク

材料　約10個分

水	60㏄
牛乳	大さじ１
バター	40g
塩	一つまみ
砂糖	小さじ１
小麦粉	60g
卵	100～120g

※卵はⅯサイズで約50gです。

失敗しない？シュークリーム　レシピ・作り方

下準備

1
卵、バターは冷蔵庫から出し、常温にしておきます。
2
小麦粉はふるっておきます。
3
オーブンは200度に余熱しておきます。

1
卵を割りほぐします。
2
鍋に水、牛乳、砂糖、塩、バターを入れ中火にかけます。
3
沸騰したら、小麦粉を入れ木べらか泡だて器などで手早くよく混ぜます。

小麦粉は一気に糊化して糊のようになるので、力を入れ素早く混ぜてます。
4
ひとまとまりになったら、火から下ろし卵を4分の1程度加え木べら、泡だて器などでよく混ぜます。　

このとき生地が熱すぎると卵が固まります。温度が心配なら、生地をボウルに移すと良いでしょう。
5
残りの卵は2～3回に分けて入れます。
生地について
最後に卵を入れるときは生地を木べらで持ち上げてみます。
生地が10秒ほどかけて垂れる固さになるまで卵を入れます。
このとき生地はつややかな光沢になります。
生地が硬すぎると水分不足で膨らまず、多いと生地が流れて薄く焼き上がります。
6
オーブンペーパーの上に直径5㎝ほどに絞り出します。

スプーンなどで盛り上がるようにのせても良いです。

写真は絞り袋を使わずにスプーンで生地をのせて作ったものです。
7
表面が乾かないように霧吹きをかけるか刷毛で水を塗ります。

生地がほんのり温かいうちにオーブンに入れ、焼き始めます。
8
余熱しておいたオーブンで200度15分180度10～15分焼きます。

焼く時間はオーブンによって多少異なります。膨らんで割れ目ができた奥までや焼き色が付いているのを目で確認します。
9
焼けたら、5分以上オーブンを開けずにオーブンの中で冷まします。
10
上部にナイフで切れ目を入れ、蓋の部分を切り取ってクリームを詰め、蓋を戻します。

電子レンジで作るカスタードクリーム

料理のポイント・コツ

αアルファ化した小麦粉が冷めてβベータ化しないうち、つまり、ほんのり温かいうちに焼くことが大切です。α化、β化と聞きなれない言葉が出てきたと思われる方もいるかもしれません。

そこで、シュー生地が膨らむための理由を考えてみます。理由が分かれば、ポイントを押さえやすくなりますし、失敗しても失敗した理由が分かりやすいのです。※でんぷんは通常は、βでんぷんです。水分と熱を加えるとα化してαでんぷんになり糊状になります。一度α化したでんぷんは冷めてβでんぷんになろうとします。焼きたてのパンが冷めて次第に味が落ちていくのはこの性質が主な原因です。

小麦粉をα化（糊化）させて糊状になった生地に卵を加えます。この時、卵（主に卵白）に含まれる水分を適量生地に含む状態にします。糊化した後に入った水分が焼くことによって気体になり体積が増えます。するとその部分が空洞化します。焼いた後、水分が十分抜けると空洞な部分は保たれてへこむことはありません。