台湾の家庭料理として親しまれているトマトと卵の中華炒めです。卵に火を通しすぎないこと、トマトを炒めすぎないことが大切。ふんわり卵とトマトの組み合わせは最高です。
ご飯の上に載せてとまたま丼としてもおいしくいただけます。生のトマトに少し飽きてきたらぜひ作って見てください。
材量
トマト | 300g |
さとう | 少々 |
塩 | 少々 |
卵 | 3個 |
みりん | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
ごま油 | 大さじ2 |
しょうゆ | 小さじ2 |
かたくりこ | 小さじ1 |
水(水溶き片栗粉用) | 小さじ2 |
※みりんの代わりに酒大さじ1とさとう少々を使っても良いです。
トマトと卵の中華炒めの作り方
- トマトはヘタを取り除き、皮つきのまま6~8等分のくし切りまたは乱切りにします。
※トマトは大きさをそろえ、小さく切りすぎないようにします。3~4㎝角程度の大きさに切ります。
- 切ったトマトをボールに入れさとう、塩少々を加え全体にいきわたるように混ぜしばらくおきます。
(マリネします)
- 卵に塩、みりん少々を加え、白身を切るようにしてよく混ぜます。
- フライパンを熱してごま油を入れ、調味料を入れてよく混ぜた卵を入れます。
- 卵を混ぜすぎないように縁が固まったら中央に寄せるようにして2~3度混ぜます。
- 緩めの半熟状態になったら、混ぜた容器に戻しておきます。
- 卵を取り出した後のフライパンに小さじ1~2油を入れ、トマトを汁ごと全部フライパンに入れます。
- あまりかき混ぜずに1~2度返すようにしてトマトから出た水分が飛ぶように2分程度中火~強火にかけます。
- 卵を戻し入れサッと全体を混ぜたら、しょうゆ、水溶き片栗粉を加えます。
- 全体をさっと混ぜ、とろみがついたら出来上がりです。
ポイント
トマトは小さく切りすぎないようにします。トマトの大きさによって6~8等分にします。
卵は余熱で硬くなるので、少しゆるめの半熟状態で一旦取り出します。
トマトと卵を合わせてからも混ぜすぎないようにします。
トマトをマリネするとき、すりおろしたニンニクを小さじ半分入れても良いです。
コーヒーブレイク
このレシピはコウケンテツさんの動画を参考にして作りました。トマトの水分を飛ばすこと、片栗粉でとろみをつけるところが他にない絶妙な味わいを作ってくれると思います。
初めにトマトを炒めてフライパンのはじに寄せ、あいたところで卵を炒めて最後に混ぜ合わせる方法を使うレシピも多かったです。
このレシピのように炒めた卵を取り出して、トマトにほどよく熱が入ってから合わせたほうが簡単でおいしく簡単で失敗なく出来上がるように思いました。炒めた卵を取り出して最後に合わせるやり方はもう30年以上前、中華料理の先生に炒飯を作る時に教わりました。この方法は卵がふんわり仕上がって失敗がありません。食品会社に勤めていた時、女子社員の為に会社が開いてくれた料理教室でNHKの料理番組にも出ていた先生の助手で料理本も執筆されていた前田先生です。先生には料理教室の裏話、料理店の経営の難しさなど料理以外のお話も聞かせていただきました。
トマトにほんの少しさとうを加えると味がまろやかになります。映画ゴットファザーのミートソースを作る場面でほんの少しさとうを入れると味がまろやかになると言いながらどっさりさとうを入れるシーンを思わず思い出してしまいました。健康的な食生活をおくるうえでさとうは少し、ヒールのような扱いを受けている気がします。けれど、美味しいものを食べられないストレスと比べれば、少しくらいならさとうを使うのも良いのではないでしょうか。
夏になってトマトを生で食べるのに少し飽きたところで、トマトと卵の炒め物が美味しかったのを思い出しました。
このレシピはいくつかのレシピを参考に作って見ました。私が好きな料理の先生は三国シェフ、コウケンテツさん、栗原はるみさん親子、志摩さん、分とく山野崎先生、そして道場六三郎先生、平野レミさん、笠原さん、辻調の先生方、あらら、書ききれません。皆さん動画などで手取り足取り?惜しげなくレシピを教えてくれます。素敵な時代です。
8月7日追記です。卵の白身を切ってよく混ぜないと写真のようにしろ実の部分が目立ちます。味は良かったですけれど(^^♪
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