これからが旬の里芋はグラタン、コロッケなど洋風の料理にも合います。
ゆで上げてつるっと皮をむき、塩で食べる きぬかつぎ も素朴で美味しいものです。
レンジで下茹で、煮物にしました。レンジを使うと簡単にできます。
材量2人前
里芋 | 2~3個 |
にんじん | 1本 |
こんにゃく | 100g |
鶏もも肉 | 100g |
枝豆 | 15~16粒 |
醤油 | 大さじ1弱 |
砂糖 | 小さじ1 |
出し汁 | 200㏄ |
作り方
- 1下ごしらえをします。
- 里芋は泥を落としてよく洗い、ざるに上げておきます。
- にんじんは皮をむき小さめの一口大の乱切りにしておきます。
- 里芋を耐熱容器に入れ軽くラップして600Wで5~6分レンジにかけます。
- にんじんを耐熱容器に入れ軽くラップして600Wで5~6分レンジにかけます。
- 粗熱が取れたら里芋の皮を取り、大きめの一口大に切ります。
- こんにゃくは3分ほど下ゆでするか、下ゆで不要の物を準備します。
- こんにゃくの表面に細かく碁盤の目に切れ目を入れ、一口大に切ります。
- 2鶏肉を焼いて、野菜を煮ます。
- 鶏肉を一口大に切り、皮を下にして中火で1~2分焼きます。
- 出し汁、砂糖、しょうゆを加え、こんにゃくを加えます。
- 里芋、にんじんを加えて落し蓋をして、中火から弱火で3~4分煮ます。
- 好みで砂糖、しょうゆを加えて味を調えます。
- 3器に盛って枝豆を飾ります。
出来上がりです。
料理のポイント・コツ
コーヒーブレイク
ただゆでたものを塩だけでいただく、きぬかつぎが食べたいと家族にリクエストされました。
ゆでたものを塩だけでいただくのは小さめの里芋が適しています。
里芋はイモ類の中では低カロリーで,食物繊維が豊富です。ぬめりの素となるマンナン、ムチン,ガラクタンはそれぞれ、便秘予防、消化促進、免疫力向上の作用が期待できます。
里芋含まれるシュウ酸が原因で手につくとかゆくなったりします。生のまま、皮をむくときは手に酢をつけておくと防げます。
土に埋めておくと保存できるそうです。土付きの物が新鮮で、乾燥に弱く、土を落としたものは早めに食べる必要があります。私はジャガイモなどと同じように長期間保存できるものだと思っていて失敗したことがあります。
皮をむいた後塩でもんだり、茹でこぼしてぬめりを取りきれいに煮上げる方法もあります。家庭では必要ないように思います。
品種は豊富です。先が少し赤い種類の里芋(赤目芋または赤芽芋)は比較的ぬめりが少なくほくほくした食感です。子供の頃母は赤目いもだけを利用していました。
白いもの(土垂)はねっとりとした食感でぬめりも多いです。大人になって土垂を食べてみるとこちらの方が里芋らしい気がしたものです。好みですので、ぜひ食べ比べてください。
本田勝一先生のニューギニア高地人という本の中にタロイモという食物が出てきます。中学生の頃夢中で読んだ本でした。里芋はタロイモと同類だそうです。ブログを書くために調べて長年、主食のタロイモってどんなおいもかしらと思っていた疑問が解けました。本では潰してバナナの葉に包んで蒸し焼きにすると書いてあったように思います。タロイモってなんだか美味しそうな響きがあると思っていたのでした。
私の一番好きな食べ方は九州の麦みそにねっとりとした里芋の味噌汁です。
母には悪いけれど、ぬめりのないほくほくした里芋より、ねっとりした里芋の方が私は好きかなと思います。
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