簡単・美味しい・失敗しない欧米版おふくろの味のスイーツ♡
小麦粉・砂糖・バターそれぞれ1パウンドずつが名前の由来です。
マドレーヌなどの小さな型で焼けば時短できます。
ベーキングパウダーとイースト菌を使う2種のレシピがあります。
今回はベーキングパウダーを使ったパウンドケーキのレシピです。
材料
薄力粉 | 120g |
ベーキングパウダー | 小さじ3分の2(4g) |
バター(またはマーガリン) | 100g |
砂糖 | 80g |
卵 | 2個(120g) |
(あれば)バニラエッセンス | 2~3滴 |
作り方
- 手順1粉をふるいます。
- 小麦粉とべーキングパウダーは一緒にしてふるっておきます。
- 型にバターを塗って粉を振っておきます。
- 手順2材料を混ぜて合わせて、型に流し入れます。
- バターを室温にして砂糖を加え、白っぽくなるまで混ぜます。
- 卵を2回に分けて加え、その都度よく混ぜます。
- 粉類を加え、ゴムベラでさっと切るように混ぜます。
- 全体が均一になったら、型に入れます。
- 手順3生地を焼き、型から取り出します。
- あらかじめ180度に余熱しておいたオーブンで35~40分焼きます。
- 焼き上がったら取り出して冷まします。
- 冷めたら型から出します。
- 手順4出来れば熱いうちにバターかラム酒、ブランデーを塗ります。
よりしっとりした仕上がりになります。
出来上がりです。
料理のポイント・コツ
焼けているかは竹串を刺して確認します。
生の生地が竹串についてくるようなら、アルミ箔などを被せて焦げないようにして、さらに焼きます。
コーヒーブレイク
このケーキは一日経った方が美味しくいただけます。材料がいい仕事をしてくれるスイーツの一つです。作って1~2日置くと、更に風味がよくなります。
バターと砂糖、卵の混ぜ方は諸説あるようです。一般的なやり方にしています。
学生の頃、海外生活の経験がある先輩からの一言です。ケーキミックスに牛乳を加えて混ぜ混ぜ、オーブンに突っ込んで焼くだけでデザートを作るのがアメリカの主婦とのこと。いちいち計量して手間暇かけないという教訓です。お店のケーキを目指すのは良いけれど、そこはプロに任せもいいのではないでしょうか。手軽に日常的におやつを作るのが主婦です。笑い話のようですが、親戚のご婦人がパンの料理教室で習ったパンを自宅で作った時の事、「お母さん、他の料理は?」「今日はこれだけよ」と返事をしたそうです。美味しい完璧なパンは焼けても、二度とパンを作ることはなかったようです。
簡単に作れるようにホットケーキミックスがあります。パウンドケーキは文字通り1パウンドずつ混ぜて作った日常のおやつです。ふわふわでなくても十分美味しい失敗のないお手軽ケーキです。時代に合わせて砂糖とバターは少なめになっています。
ドライフルーツ50g~100gを型に入れる前に混ぜ込んで焼くケーキもお勧めです。レーズンはラム酒かブランデーにつけておき柔らかくしておきます。
アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツなどナッツ類も一緒にいれると良いでしょう。
ジャン・レノの映画『シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』でも、ヒロインの母親がドライフルーツを入れるタイミングをジャン・レノに聞きます。回答は?忘れてしまいました。もう一回観てみる必要がありそうです。映画に出てくるイースト菌を使ったパウンドケーキが好きです。イースト菌もいい仕事をしてくれる気がします。ジェーン・エアにも出てくる「種入りケーキ」、昔から親しまれている定番スイーツ、欧米の御団子みたいな存在かと思います。
写真は溶かしたチョコレートを入れてチョコ風味にしています。