懐かしい♪定番デザート・ババロア♪

ババロアスイーツ

冷たくて、くちどけの良いなめらかなデザートです。簡単ですが、いくつかポイントがあります。作り慣れれば夏の定番デザートになります。

日本では、くず粉や寒天使ってひんやりした夏のお菓子を作ります。ゼラチンを使ったババロアは同じように冷やし固めたお菓子でも口当たりや溶け具合が違って美味しいものです。夏のおやつとしてババロア、ゼリーやムース、パンナコッタはどんなものかもまとめてみました。卵や牛乳を沸騰させないようによく混ぜて加熱するのがコツです。

ゼラチンの性質を理解して作れば簡単に作れるデザートです。

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材料 出来上がりで500ml程度

牛乳250ml
卵黄2コ分
砂糖40~60g
粉ゼラチン5g
生クリーム100ml

あればバニラエッセンス 2~3滴・フルーツなど

定番デザート・ババロア の作り方

  • 水25ml(大さじ2程度)に粉ゼラチンを振り入れて5分間ほどおき、ふやかしておきます。
  • 生クリームは7分くらいに泡立てておきます。※1
  • ボウルに卵黄と砂糖を合わせ、泡立て器でよくすり混ぜます。
  • 鍋に牛乳を入れ、沸騰直前まで中火で温めよく混ぜた卵黄とさとうをよくすり混ぜたものに少しずつくわえて混ぜ合わせます。※2
  • 混ぜ合わせたものを鍋にいれ弱火にかけ、木べらでかき混ぜながら、とろみがつくまで2~3分間ほど煮ます。※3
  • 耐熱ゴムべらでスーと線が描けるくらいになったら、火から下ろします。カスタードソースの出来上がりです。
  • カスタードソースにふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜます。
  • ゼラチンが十分溶けたら、木べらでゆっくりトロリとなるまで混ぜます。※4
  • 泡立てた生クリームを加えて底からすくうようにゴムベラで混ぜ合わせます。この時あればバニラエッセンスを加えます。※5
  • 水でぬらした型に流し入れ、冷蔵庫に入れます。
  • 表面を触って何もついてこなくなるまで、30分~1時間冷やし固めます。
  • 型の底を40~50℃の湯に2秒間ほどつけて型から取り出し、器に盛ります。※6

ポイント

※1 生クリームは卵液と同じ堅さに泡立てると均一に混ざり口当たりが良くなります。ゴムベラで軽く線が引ける程度(七分たて)に泡立てます。

※2 温めた牛乳は少しずつ加えると均一によく混ざります。

※3 沸騰させないように、底が焦げないようによく混ぜながら弱火で過熱します。

※4 氷水を入れたボールに入れて混ぜると早く粗熱を取ることができます。カスタードソースが温かす ぎると分離してきれいに固まりません。

※5 カスタードソースと生クリームはなるべく同じような固さに仕上げます。堅さが違うと全体が均一に混ざらずに、口当たりが悪くなります。

※6 ガラスやプラスチック製のグラスなどに1人分ずつ冷やし固めれば、型から出す必要がありません。

コーヒーブレイク

ゼラチンを使って簡単にできるおやつと云えば私にとってはレアチーズケーキです。失敗しない簡単スイーツです。ババロアは幼い子供に良いおやつです。久し振りに作り方を調べてみると結構ポイントがありました。

実はSNSでゼラチン工場の様子として紹介された写真を見てゼラチンを使うお菓子から遠ざかっていました。私は写真が真実かどうか検証していません。しばらくすると掲載されなくなったし、法律の下、提供されている食材ですから安心して口にして良いと思います。

これからはゼラチンを使ったおやつも作ろうと思います。

ババロア、ゼリーやムース、パンナコッタの違いや特徴

ババロアは卵・牛乳・砂糖で作ったカスタードソース(クレーム・アングレーズ)にゼラチン、生クリームを加えて、冷やし固めたお菓子です。

ドイツ南部にあったバイエルン王国でフランス人シェフが貴族の為に考案したなど諸説あります。定番のカスタード味のほか、フルーツを加えたもの、抹茶やコーヒーを加えたものなど様々なバリエーションがあります。

ゼリーは果汁やコーヒーなどの飲料をゼラチンで固めたものです。寒天やペクチンで固めたものをゼリーと呼ぶこともあります。

コンソメなどをゼリーで柔らかく固めたものはジュレとして前菜などに出されることもあります。

ゼリーとババロアととの違いは乳製品が入っているかですが、両者の境界ははっきりとしていないようです。

ムースはフランス語で泡という意味です。スイーツでムースと云えばフルーツのピューレやチョコレートに卵白を泡立てて作ったメレンゲ、泡立てた生クリームを加えたものです。本来はゼラチンを使わずに固めたものです。

パンナコッタはイタリア発祥のスイーツです。パンナは生クリーム、コッタは煮詰めるの意味です。温めた生クリームに牛乳や砂糖を加えゼラチンを入れて冷やし固めたお菓子です。生クリームを泡立てないためつるんとした食感です。

卵や牛乳を加熱する料理は温度が重要です。初めて作る時は83度までなど温度計を使って確認するのも良いかもしれません。

写真は缶詰の桃を使っています。型から取り出す時は型を3~40度のお湯につけます。一度熱ければ早くできると8~90度のお湯につけたため少し形が崩れてたことがあります。大切なポイントなので繰り返します。生クリームとまぜるとき、カスタードクリームはとろりとするまでさまします。同じ温度になるくらい冷ましておかないと冷やし固めている間に分離するので注意が必要です。

簡単なおやつと記憶していましたが、久しぶりに作ったら、注意するポイントがいくつかありました。紹介したおやつの中ではやや面倒な部類に入りそうです。

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この記事を書いた人
coronel

子どもの頃からお料理、お菓子作りが大好きです。
家庭科の教員免許取得後、食品会社に勤務(バイオサイエンス関係)。

少しでも、あなたの参考になりましたら幸いです。

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